口腔ケアチャンネルです。今回は「入れ歯安定剤、種類ごとの特徴は？」というテーマでお話しましょう。
入れ歯が合わないときは、なるべく早く歯科医師に調整してもらいましょう。そして、調整できるまでの間に限定するなら、入れ歯安定剤を使用することも悪くはありません。
一口に入れ歯安定剤といっても、いろいろな種類があります。今回は、それぞれの特徴を説明しましょう。
クリームタイプの入れ歯安定剤は粘着力が強く、柔らかいために伸ばしやすいのが特長です。ただし、粘着性が強いために入れ歯を洗うときに苦労します。
粉末タイプの入れ歯安定剤は、粉末が均等に広がるために違和感が少なく、入れ歯を洗うときも取りやすいのが特長です。ただし、唾液を混ざることで粘力を増すので、唾液の少ない人には向いていません。
シートタイプの入れ歯安定剤は持ち運びに便利ですが、使用するときには水が必要です。
クッションタイプの入れ歯安定剤は、クッション効果で合わない入れ歯による痛みを緩和できますが、連続して使用すると顎の関節や粘膜に悪影響を及ぼします。
それぞれのメリット、デメリットを把握して、上手に使いましょう。そして、早めに入れ歯を調整してくださいね。
