口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。
今回は「食事介助中、食べるのが止まった時は?」というテーマでお話しします。
食事介助をしている時に、不意に食べるのが止まってしまうと驚きますよね。特に、口の中に食べ物が残っていたりすると、誤嚥してしまわないかと心配になります。
こんな時には、顎の下の前後にさすってあげましょう。こうすると、咀嚼が再開して、嚥下の動作にまでつながることが多いです。
口の中の食べ物を置いても咀嚼が始まらない時は、スプーンで軽く舌を押して、スプーンを引くときに上唇に軽く触れるようにします。
こうすると、咀嚼の動作が始まることが良くあります。
ドライマウスなどの影響で、口の中がパサパサしているために、咀嚼できないでいる可能性もあります。食べ物と交互に水分を取るなどして、口の中を潤してあげるのも良い方法です。
くれぐれも、「はいはい噛んで」などと急かすことのないように気をつけてくださいね。