口腔ケアチャンネルです。今回は「ドライマウスで口が赤くなる?」というテーマでお話しましょう。
年齢とともに多くなる口の悩みの代表がドライマウスです。加齢によって唾液の分泌量が少なくなるためですが、よくある悩みと軽く考えていてはいけません。
初期のドライマウスは、口のなかがネバネバする口のなかが乾燥しているという症状ですが、進行すると舌に痛みが出たり唇が割れたりしてきます。
さらに、口のなかが乾燥することで衛生状態が悪くなり、炎症や吹き出物が見られるようになります。乾燥によるひび割れがひどい部分からは、出血したりすることもあります。
そして、ドライマウスとの合併症でよく見られるのが口腔カンジダ症です。
この場合の口腔カンジダ症は、粘膜が白く厚くなる肥厚性カンジダ症ではなく、舌の表面がザラザラになって腫れたり赤い斑点が出現したりする紅斑性カンジダ症です。
ドライマウスを放置しているうちに、口のなかが赤くなってきたら、紅斑性カンジダ症を発症している可能性大です。ドライマウスも相当に深刻な状態になっているはずですから、専門家に相談してみてください。