口腔ケアチャンネルです。今回は「知ってますか? 入れ歯洗浄剤の選び方」というテーマでお話しましょう。
入れ歯洗浄剤はさまざまな種類があります。今回は代表的な3つの種類について、それぞれの特徴と注意点を説明しましょう。
まずは発泡タイプです。泡と過酸化水素で汚れを落とす洗浄剤です。汚れや着色落としが得意で、逆に微生物を取り除くのが少し苦手です。入れ歯のクラスプが変色する場合がありますから、注意が必要ですよ。
2つめが酵素系です。酵素の力でタンパク質を分解するので、微生物を取り除くのが得意です。脱臭効果もあります。ただし、ヤニや茶渋などの着色汚れを落とす効果はありません。
3つめが次亜塩素酸系です。殺菌力が強く漂白作用も優れていますが、長時間つけておくと変色することがあります。また、入れ歯の素材であるレジンにダメージを与えることがありますから、注意が必要です。
洗浄剤によるつけおき洗いが終わったら、しっかりと流水で水洗いしてください。これを怠ると、入れ歯のクラスプやレジンを痛めることがありますからね!
入れ歯洗浄剤は、それぞれの特徴を把握して上手に使い分けましょう。