お口の状態にあった歯ブラシを使っていますか?
- ナビゲーター:小笠
- 今回は、「お口の状態にあった歯ブラシを使っていますか?」というテーマでお話しします。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。先生、なんでそこにゴルフのセットがあるんですか?
- ナビゲーター:小笠
- 今回は、これを使って歯みがきを考えてみようと思うんです。ゴルフをするときに、いろいろな種類のクラブが必要になるということは、なんとなくわかりますよね。
- アシスタント:田中
- そうですね。なんとなくですが。
- ナビゲーター:小笠
- ゴルフクラブには、長距離を飛ばすのが得意なドライバーというクラブがあれば、短い距離で正確にねらうのが得意なパターというクラブもあります。それぞれの状況に応じてクラブを使うため、ゴルフバッグにはいろいろな種類のクラブが入っているんです。
- アシスタント:田中
- はい…。
- ナビゲーター:小笠
- これは歯みがきも一緒なんです。歯みがきをするのにも、いろいろな種類の歯ブラシが必要なんです。
- アシスタント:田中
- 役割の違う、いろいろな歯ブラシを使うんですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうです。例えば、ゴルフのドライバーに相当するのが、大きな範囲をブラッシングできる歯ブラシです。そしてゴルフのパターに相当するのが、細かい部分をブラッシングできる、このワンタフトブラシです。形もパターみたいでしょう?
- アシスタント:田中
- あ、そうですね!
- ナビゲーター:小笠
- ほかにも、歯と歯の間を清掃する、歯間ブラシやフロスがあります。このように、複数の歯ブラシが必要だということを、アメリカでは「歯の健康はFBIが守る」と言ったりします。アメリカの治安を守る連邦捜査局をFBIと呼びますが、これにかけているんですね。
- アシスタント:田中
- FBIですか。
- ナビゲーター:小笠
- Fがフロス、Bがブラシ、Iはうがいを意味するイリゲーションです。最近では、そこにワンタフトブラシのOを加えて、FBI+Oと言われています。歯みがきのときは、歯ブラシだけでなく、ワンタフトブラシやフロス、歯間ブラシを用意して、それぞれを使い分けて磨きましょう。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。