100円ショップなどで売ってるマドラースプーンが、嚥下障害の人の食事介助で大活躍します。 ぜひ、こちらをご覧ください。 アシスタント:田中 あ、先生、それは嚥下障害の人の食事介助で使うKスプーンですね? ナビゲーター:土持 似てるけど違うんです。これは100円ショップなどで売ってるマドラースプーンですよ。でも、これも嚥下障害の人の食事介助で活躍するんです。今回は「マドラースプーンは嚥下障害の人の味方?」というテーマでお話ししましょう。 ナビゲーター:土持 マドラースプーンはKスプーンと形が似ていますが、Kスプーンのように柄の部分がKポイントを刺激できるような形にはなっていません。ですから、Kポイント刺激で活用することはできません。でも、それ以外の食事介助の場面では、Kスプーンに負けないくらいの活躍をしてくれますよ。 アシスタント:田中 どんな活躍ですか? ナビゲーター:土持 マドラースプーンの特徴は、なんといっても柄の部分がとても長いことです。これだけの長さがあれば、Kスプーンと同じように、食べ物をご利用者さんの口のなかにしっかりと置くことができます。それだけではなく、ご利用者さんが自分で食事をしようとするときの、サポートをすることも可能なんです。 アシスタント:田中 どんなサポートですか? ナビゲーター:土持 ご利用者さんには、スプーンの柄の中程を持って食事をしてもらいます。そのときに介助者はスプーンの柄の端を持って、口に運ぶ動きを支えてあげたり、口に運ぶスピードを調整してあげたりできるんです。 アシスタント:田中 認知症の方などは、口のなかの物を飲み込む前に新たな食べ物を口に入れようとすることも多いので、そんな人の介助には、ぴったりですね! ナビゲーター:土持 そうですね。 アシスタント:田中 よくわかりました。ありがとうございました。 前の動画 片マヒの人でも使える、簡単自作入れ歯洗浄ブラシ 次の動画 部分入れ歯を外すときは、金具にしっかりと指をかけて外す