歯周病とタバコ
- ナビゲーター:小笠
- 今回は、「歯周病とタバコ」というテーマでお話しします。
- アシスタント:田中
- 前回に続いて歯周病のお話ですね! よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- はい。実はタバコを吸う人は、吸わない人に比べて2倍から9倍も、歯周病にかかりやすいという結果がでているんです。
- アシスタント:田中
- ガンや心臓病のリスクを高める、というのは知っていましたが、歯周病にもなりやすいんですか?
- ナビゲーター:小笠
- そうなんです。タールやニコチンが、歯垢をつきやすくしたり、血流を悪くしたり、歯周病菌を増殖させたりします。免疫機能を低下させて、炎症が起こりやすくなったりもするんです。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。私は、これからもタバコを吸うことはないと思います。
- ナビゲーター:小笠
- でも実は、自分が喫煙者でなくても、周りに喫煙者がいると、やはり歯周病のリスクが高くなってしまうんです。
- アシスタント:田中
- えー! そんなこともあるんですか?
- ナビゲーター:小笠
- 自分は喫煙者じゃないのに、家庭や職場で副流煙にさらされている人は、歯周病になるリスクが57%高くなると報告されています。
- アシスタント:田中
- これは、自分だけじゃなく、周りにも禁煙を呼びかけなくちゃいけませんね!
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。喫煙者の場合は歯周病の症状が現れにくく、気づかないうちに症状が進んでいることもありますから、ぜひ禁煙してもらいたいですね。
- アシスタント:田中
- 禁煙すれば、歯周病の治療にも、いい効果がありますか?
- ナビゲーター:小笠
- もちろんです。さらに、生活習慣病のリスクも減り、食事もおいしく食べられるようになります。ほかにも、禁煙には、さまざまなメリットがありますよ。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。