介助者のための唾液腺マッサージのやり方
- ナビゲーター:土持
- 今回は「介助者のための唾液腺マッサージのやり方」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- お願いします。
- ナビゲーター:土持
- 唾液腺マッサージをやってあげるときは、ご利用者さんを安心させるためにも、後ろからではなく、前から、対面で行うのがオススメです。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:土持
- まずは耳下腺のマッサージです。手のひらをご利用者さんの両方のほほに当てます。そして、ご利用者さんに軽く奥歯を噛んでもらいましょう。このときに動く筋肉の近くに耳下腺があります。この部分を中心に、手のひら全体で円を描くようにマッサージします。5回やりましょう。1、2、3、4、5。
- ナビゲーター:土持
- 次は顎下腺のマッサージです。顎下腺は顎のエラと先端の中間の、顎の骨の内側の柔らかい部分にあります。慣れていないと、なかなか場所を見つけられないかもしれません。そんなときは、顎の骨の内側に4本の指を当てて、マッサージしていけば大丈夫です。4本の指の位置を少しずつズラしながら5回、刺激しましょう。1、2、3、4、5。
- ナビゲーター:土持
- 最後は舌下腺のマッサージです。顎の真下、舌の先端のちょうど裏側あたりに左右の親指を当てて上に突き上げるように5回刺激します。1、2、3、4、5。はい、お疲れ様でした。
- アシスタント:田中
- 先生、たくさん唾液が出ました。なんだか急にお腹が空いてきました。
- ナビゲーター:土持
- じゃあ、お昼休みにしましょうか(笑)
- アシスタント:田中
- はい! ありがとうございました。