自分の入れ歯に名前を入れましょう!
- アシスタント:田中
- 先生、施設などの場合、ご利用者さんの多くが入れ歯を使っているので、入れ歯を取り違えたり、紛失してしまったりすることがありますよね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。そんな場合は、やっぱりシンプルな対応法が一番ですよ。今回は「自分の入れ歯に名前を入れましょう!」というテーマでお話します。
施設などでは、自分の入れ歯と他人の入れ歯を間違ってしまったり、施設スタッフの方がだれの入れ歯なのか、区別がつかなくなったり、ということがあるようです。また、認知症のご利用者さんが他人の入れ歯を集めていた、ということもあったようで、この場合はどの入れ歯が誰のものかを確認するのに、大変困ったそうです。そんなときも、入れ歯に持ち主の名前が入っていれば、問題を解決できます。
- アシスタント:田中
- 新しく入れ歯を作るときに入れるんじゃなくて、すでに使っている入れ歯にも名前を入れられるんですか?
- ナビゲーター:小笠
- 入れられますよ。歯科技工士さんなどが、入れ歯に名前を入れてくれます。歯科医師に相談してみるといいですよ。
- アシスタント:田中
- 実際には、どうやって名前を入れるんですか?
- ナビゲーター:小笠
- 今は、いろいろな方法が開発されていますが、一番単純なのは、入れ歯の一部を削って、そこにネームプレートをいれて、上から透明な樹脂でフタをする、というものです。
- アシスタント:田中
- 名前を入れたあとも、使い心地に変わりはないんですよね?
- ナビゲーター:小笠
- もちろんです。歯肉や粘膜と接する部分に手を加えるわけではありません。
- アシスタント:田中
- 入れ歯は食事や会話だけでなく、高齢者の生活の質にかかわってくる、大切なものですから、しっかり管理するためにも名前を入れておくといいですね!
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。
- アシスタント:田中
- はい、ありがとうございます。