口腔内観察は入れ歯を外した状態で

口腔ケアでは、実際に口の清掃を始める前に、

利用者さんの口のなかの状態を観察することが大切です。

でもついつい、軽く眺めるだけで済ませてしまい・・・

特に、入れ歯の方は、入れ歯の状態だけを観察しがちで、

重要な部分を見逃している可能性があります。

ぜひ、こちらをご覧ください。

ナビゲーター：小笠: 今回は「口腔内観察は入れ歯を外した状態で」というテーマでお話します。
アシスタント：田中: お願いします。
ナビゲーター：小笠: 口腔ケアでは、実際に口の清掃を始める前に、ご利用者さんの口のなかの状態を観察することが大切です。でもついつい、軽く眺めるだけで済ませてしまいがちです。
アシスタント：田中: そうですね。そのあとの歯みがきや粘膜清掃の方に意識がいってしまっているかもしれません。
ナビゲーター：小笠: でも、安全で効果的な口腔ケアをするためにも、ご利用者さんの口の状態を観察することは、とても大事なことなんです。
アシスタント：田中: はい。
ナビゲーター：小笠: 口の状態を観察するときは、入れ歯を外してもらいます。入れ歯で隠れている歯肉や粘膜の状態をチェックできるのが、このときです。
アシスタント：田中: 入れ歯で隠れていた部分もしっかりとチェックして口腔ケアを行うんですね。
ナビゲーター：小笠: そうですね。入れ歯で隠れていた部分の汚れや、金具があたっている部分の腫れや口内炎には、特に注意しましょう。
アシスタント：田中: でも、こういった部分って、なかなか見にくいですよね。
ナビゲーター：小笠: そんなときは、ホタルのようなペンライトやプレップミラーのような小さな鏡が便利なんです。こうした道具を使って、歯の裏側までしっかり観察してください。
アシスタント：田中: はい、ありがとうございます。