これからの季節は、お餅などによる窒息事故が心配ですね。 今回は、もしものときの応急手当の方法をご紹介します。 重要です。ぜひ。ご覧ください。 ナビゲーター:小笠 今回は「のどに物が詰まったときの対処法」というテーマでお話します。 アシスタント:田中 お願いします。 ナビゲーター:小笠 飲み込む力が衰えているなど、口の機能が低下してきている高齢者は、のどに物を詰まらせてしまうことがあります。大きくセキをするなどして、のどの詰まりがすぐに解消されたときは問題ありませんが、そうじゃない場合は応急処置が必要です。 アシスタント:田中 のどの詰まりが解消しないと、大変なことになってしまいますよね。 ナビゲーター:小笠 そうです。まずは、ご利用者さんを前かがみにして、口のなかに指を差し込んで、舌を押し下げ、背中をたたきます。ご利用者さんには大きくせきをしてもらいます。 アシスタント:田中 はい。 ナビゲーター:小笠 それでも解消しない場合は、ご利用者さんの背後に回り、両手で抱きかかえるようにします。片方の手は握り拳にして、ご利用者さんのへそとみぞおちの間あたりに当てます。この拳を手前に引きながら上に突き上げるように、素早く動かします。これを数回くり返してください。 アシスタント:田中 それでも効果がなかった場合はどうすればいいんですか? ナビゲーター:小笠 そのときは、片方の手で胸の下を支えながら、ご利用者さんを前かがみにさせて、肩甲骨の間を強く4、5回叩いてください。処置の最中に意識をなくしたり、呼吸困難になっているようなら、すぐに救急車を呼んでくださいね。 アシスタント:田中 よくわかりました。ありがとうございました。 前の動画 食事中に水や食べ物が鼻に入りやすい人のお口トレーニング 次の動画 Dr.バールマンのスーパーブラシ