寝たきりになると、長時間ふとんと接している部分に皮膚がこすれたり圧迫されたりして、床ずれを起こしてしまいます。 実は、口のなかにも、このような床ずれと同じ現象が起こるときがあるんです。 その原因とは? 酒井さかい未菜みな 歯科衛生士 口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。今回は「口のなかの床ずれ!?」というテーマでお話します。 寝たきりになると、長時間ふとんと接している部分に皮膚がこすれたり圧迫されたりして、床ずれを起こしてしまいます。 実は、口のなかにも、このような床ずれと同じ現象が起こるときがあるんです。 口のなかの場合は、原因は寝たきりではなく、合わない入れ歯です。 合わない入れ歯を長期間使っていることで、入れ歯が触れている歯肉部分や粘膜部分が、 こすれたり圧迫されたりして、いわゆる床ずれを起こしてしまうんです。 これを褥瘡性潰瘍と言います。放置しておくと、この部分が赤くなったり、えぐれてしまったりします。 入れ歯が合わないなと感じるときは、すぐに専門家に相談してください。訪問先でも調整できますよ。 それでは、また。 前の動画 気道の入り口に食べ物が残留しやすい人の嚥下法 次の動画 ゼリーでむせる人は食べる姿勢には問題がない?