ガーグルべースンの活用法

寝たきりで洗面台まで移動できなくても、

誤嚥の心配が少ない人なら、うがいさせてあげたい・・・

そんなときに便利なのが、ガーグルベースンです。

しかし、使用方法を間違えると誤嚥の危険があります。

アシスタント：田中: 先生、寝たきりで洗面台まで移動できなくても、誤嚥の心配が少ない人なら、うがいさせてあげたいですよね。
ナビゲーター：小笠: そうですね。そんな人には、ガーグルベースンがとっても役に立ちますよ。今回は、「ガーグルべースンの活用法」というテーマでお話しましょう。
ガーグルべースンは、ベッドの上などでうがいした水を受けるのに便利な、カーブした洗面器のようなものです。うがい受けなどとも言いますね。
アシスタント：田中: カーブした形が独特ですね。
ナビゲーター：小笠: このカーブした部分を、ご利用者さんのほほに当てるんです。こうすれば、寝たきりの人でも、周りを濡らさずにうがいができますよ。顔を横に向けること、あごを引くことが誤嚥防止のポイントです。
アシスタント：田中: 容器が深いので、うがいした水が飛び散る心配もありませんね。
ナビゲーター：小笠: 自分でうがいができない人には、口角に指をかけて口を開け、介護用コップや吸い飲みなどで、少しずつ水を流し込みます。ご利用者さんの口は開けたままで、口のなかをすすぐ要領で行いましょう。ガーグルべースンですすいだ水を受けます。
アシスタント：田中: ガーグルべースンは使い捨てではないんですよね？　使用後はどうすればいいんですか？
ナビゲーター：小笠: ガーグルべースンは、耐熱性の素材でできていますから、煮沸消毒ができます。使用後はしっかりと消毒しておいてください。
アシスタント：田中: よくわかりました。ありがとうございました。