全盲の方の口腔ケア介助を行う際、声かけとケアを同時にしていませんか?

もしかしたら、びっくりされているのではないでしょうか・・・

今回は、全盲の方の場合の声かけとケアの動きについてご紹介します。

酒井さかい未菜みな
歯科衛生士
口腔ケアチャンネル、今回は口腔ケアクイズです!問題はこのあと!

口腔ケアクイズ、問題です。全盲の方の口腔ケアでは声かけと同時にケアをする。マルかバツか?

全盲の方の口腔ケア介助を行う場合は、声かけとケアの動き、それぞれどのようにするのがよいのでしょうか。

じゃあ、解説しましょう。

答えはバツ!です。

全盲の方の口腔ケアでは、事前に声かけを行い、そして相手が了解してくれたことを確認してから、はじめて動作に移ります。

一般的に、口腔ケアに慣れてくると、ご利用者さんも介助者の動きを見ながら事前に応対してくれることもあります。

だから、「お口開けますね」と言いながら口に指がかかっていたり、「歯をみがきますよ」と言いながら歯ブラシが歯に触れていたり、ということもあるかもしれません。

ところが全盲の方の場合、介助者の動きが見えていませんから、このようなケースでは「いきなり口を触られた」、「いきなり歯ブラシを入れられた」と驚いてしまうのです。そこで、事前の声かけが重要になるんですね。

皆さんは正解しましたか?

それでは、また。