口腔ケアチャンネルです。今回は「平熱プラス0.8度は感染症を疑う?」というテーマでお話しましょう。
口腔ケアを始める前には、ご利用者さんの身体状況を確認するのが重要です。
体調に変化がないかを見極める大切な手がかりの1つが、体温です。
よく平熱は何度から何度までというような表現がありますが、ご利用者さんの平熱はその人によって異なります。
平熱は普段の体温の推移から判断するようにしましょう。
一般的なイメージでは36度台の体温は平熱とされているかもしれません。でも、普段の体温が35度8分の人にとっては、36度6分の体温は立派な微熱状態です。
平熱プラス0.8度の体温があるときは、たとえそれが36度台の体温であっても、カゼなどの感染症を疑いましょう。
こうした判断ができるようになるためにも、ご利用者さんの普段の体温を把握しておくことは大切ですよ。