口腔ケアチャンネルです。今回は「タンを出しやすくするタッピングのテクニック」というテーマでお話しましょう。
ご利用者さんがタンが絡んでつらそうなときに、介助してあげる方法として代表的なものがタッピングです。
でも、間違った方法で行ってしまうと逆効果なので、正しい方法を説明しましょう。
まずはタッピングするときの手の形です。このように、指をそろえて、手のひらの中央部分をくぼめて、おわんのような形にします。
こうすることで、ご利用者さんに与える衝撃を和らげて、痛い思いをさせることも少なくなるんです。
次が叩き方です。力を入れずにリズミカルに叩くのがポイントですよ。セキのリズムに合わせて叩きましょう。
たたく場所は、タンが絡んでいるあたりです。ご利用者さんの背中に耳を当てて「ヒューヒュー」とか「ゼーゼー」という音が聞こえてくる場所をタッピングしてあげるといいですよ。
タッピングのときは、ご利用者さんに前かがみの姿勢をとってもらうと、タンが出やすくなりますよ。