口腔ケアチャンネルです。今回は「高齢者と水分」というテーマでお話しましょう。
水は人間が生きて行くために絶対に必要なものですが、高齢の方にとっては水分補給は特に重要になってくるんです。
それは高齢者が脱水症状になりやすいからですが、その理由として代表的なものを3つ説明しましょう。
1つ目は筋肉量の減少で体内の水分量が少なくなるためです。体に占める水分量の割合は子どもで70-80%、成人で60%と言われていますが、高齢者になると50%にまで減少してしまいます。
2つ目が腎臓の機能が低下することで老廃物を排出するための尿の量が多くなるからです。
そして、3つ目が体の感覚がにぶくなることで、のどの渇きを自覚しにくくなり、水分が必要な状態になっていることに本人が気づかないということです。
高齢者の脱水症状を予防するためには、定期的な水分補給が大切なんです。夏場などは、口腔ケアのあとにキレイになった口で水分補給を行うといいですよ。