口腔ケアチャンネルです。今回は「入れ歯の汚れがガンジダ症を引き起こす!?」というテーマでお話しましょう。
口のなかにカビが生えてしまうことがあるって、皆さんご存じですか?
これをカンジダ症というんです。カンジダ菌というのが、カビの正体です。
カンジダ菌は口腔常在菌といって、常に口のなかに存在するのですが、しっかりと口腔ケアを行っていて、免疫力も正常に機能している限り、この菌に感染することはありません。
ところが、加齢によって免疫力が落ちていたり、入れ歯のお手入れが不完全でカンジダ菌が増殖したりすると、カンジダ菌に感染してしまうのです。
カンジダ症にはいくつかの種類がありますが、入れ歯のお手入れ不足で発症しやすいのが、紅斑性カンジダ症です。
入れ歯が触れている部分の粘膜に赤い斑点ができたり腫れ上がったりすることが多く、痛みも強いのが特徴です。
カンジダ症を予防するためにも、入れ歯は汚れ落しはもちろん、除菌にも配慮してお手入れしましょう。