寝たきりの人は、誤嚥を避けるために、どうしても水分摂取量が少なくなりがちです。 さらに、水分の貯蔵庫となる筋肉が低下するために、体内に水分を蓄えておくことも難しいのです。 こうした要因から、寝たきりの人は脱水になりやすいんです。 その予防方法は? 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「座位で寝たきり脱水を予防する」というテーマでお話しましょう。 寝たきりの人は、誤嚥を避けるために、どうしても水分摂取量が少なくなりがちです。さらに、水分の貯蔵庫となる筋肉が低下するために、体内に水分を蓄えておくことも難しいのです。こうした要因から、寝たきりの人は脱水になりやすいんです。 寝たきりの人でも、体調がよいときなど、可能なときに、無理のない範囲で座位を取るというのが、脱水予防には効果的です。 座位を取ることで、意識が覚醒し、筋肉の活動も活発になります。筋肉量の低下を防ぐだけでなく、身体機能に大きなリハビリ効果をもたらします。 口腔ケアも、可能な限り座位で行ってください。覚醒することで誤嚥のリスクが低くなります。そして、ケアのあとには水分補給もするといいですよ。 座位で口腔ケアを行うことで、口のなかがキレイになるだけでなく、脱水を予防でき、全身のリハビリ効果を得ることができるんです。 前の動画 認知症とうつ病の違いは? 次の動画 歯間ブラシで下の奥歯をブラッシング