認知症とうつ病の違いは？

口腔ケアチャンネルです。今回は「認知症とうつ病の違いは？」というテーマでお話しましょう。

認知症とうつ病は、その症状によっては、判断が難しいときがよくあります。そんなときは、普段の様子から判断の手がかりをつかみましょう。

例えば、物忘れや勘違いをしたときの質問に対する対応の仕方です。認知症の人の場合は、答えをはぐらかしたり、間違ったことへの言い訳をしたるすることが多いのですが、うつ病の人の場合は、押し黙ってしまったり、「何もわからなくなった」という返事をすることが多いようです。

食事のときの様子も違います。

認知症の人の場合は、食欲に大きな変化はありません。一方、うつ病の人の場合は、食欲がなくなってしまうことが多いようです。

１日のなかでの症状の現れ方にも傾向があります。

夕方から夜にかけて状態が悪化する傾向にある認知症の人に比べ、うつ病の人は朝の状態が悪く、夕方になると好転していることが多いようです。

これらは、あくまでもおおまかな傾向でしかありません。最終的には専門家に診断してもらう必要がありますよ。