高血圧の人は、歯科治療、特に抜歯などの外科処置をともなうときには、さまざまな注意点があります。 でも、口腔ケアの際にはよっぽどのことがない限り、通常のケアを行うことができます。 ただし、注意するポイントはあります。 歯科医師:土持 今回は「高血圧の人の歯周ポケット」というテーマでお話しします。 高血圧の人は、歯科治療、特に抜歯などの外科処置をともなうときには、さまざまな注意点があります。でも、口腔ケアの際にはよっぽどのことがない限り、通常のケアを行うことができます。 ただし、ケアに際しては、いくつかのポイントを覚えておいてください。まずは、寝たきりの人の場合です。 ケアの際には、可能なら上体を起こしてもらいますが、このときの動きはゆっくりと行ってください。急に体を起こすと起立性貧血を起こしてしまうことがあるからです。 そして、服用している降圧剤の種類によっては、一部の人に、副作用で歯肉が肥大していることがあります。そのために歯周ポケットが大きくなって、歯周病になりやすくなっているんです。 こうした人には、歯周ポケットをしっかりとブラッシングしてあげてください。 なかなか歯肉の肥大が収まらなかったり、歯周病になっているようなら、歯科医師に相談してくださいね。 前の動画 糖尿病の人の歯周病ケア 次の動画 体験してみよう、入れ歯を外しての食事