ドライマウスの人のブラッシングは鈴を鳴らさないように?
- アシスタント:田中
- 先生、介助みがきのブラッシングって、やさしく行うのが基本ですけど、ドライマウスに悩まされている人の場合は、さらにやさしくしなくちゃいけませんよね?
- ナビゲーター:土持
- そうですね。ドライマウスの人の場合、ケアの前に保湿剤でしっかりと潤すことが大前提ですが、ブラッシングのときも、よりやさしくみがいてあげなくちゃいけませんね。
- アシスタント:田中
- やさしくって、どのくらいですか?
- ナビゲーター:土持
- じゃあ、今回は「ドライマウスの人のブラッシングは鈴を鳴らさないように?」というテーマでお話ししましょう。ドライマウスの人のブラッシングは、どのくらいやさしくみがくのか、実感できる方法を説明しましょう。歯ブラシに一工夫するだけで、適切なブラッシング圧がわかりますよ。
- アシスタント:田中
- どんな工夫ですか?
- ナビゲーター:土持
- 歯ブラシのほかに、フロスと小さな鈴を用意してください。歯ブラシの柄の穴にフロスを通して、4、5センチのところに鈴を吊してください。
- アシスタント:田中
- はい、できました。
- ナビゲーター:土持
- これでブラッシングをしてみてください。
- アシスタント:田中
- ・・・・・・(チリンチリンチリン)
- ナビゲーター:土持
- 鈴が鳴りましたね? そのみがきかたでは強すぎるということです。この鈴が鳴らないようにブラッシングするのが、ドライマウスの人に適したブラッシング圧なんです。
- アシスタント:田中
- ・・・・・・こんなにやさしくブラッシングしても、汚れは落とせるんですね?
- ナビゲーター:土持
- そうですね。汚れはちゃんと落とせます。ドライマウスの人は、歯肉も敏感になっているので、そのくらいのやさしさでブラッシングしてあげてくださいね。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。