こんなにある! 入れ歯を使わないことの悪影響
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「こんなにある! 入れ歯を使わないことの悪影響」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- お願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 入れ歯が合わない、入れ歯に慣れないという理由で、入れ歯をしなくなったという人は多くいると思います。でも、入れ歯をせずに、歯がないところを放置していると、いろいろな問題が出てくるんです。
- アシスタント:田中
- 会話や、摂食・嚥下に悪影響がありそうですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。歯が1本抜けただけでも、人間の噛む力はとても弱くなります。例えば、下の奥から2番目の歯が1本なくなっただけで、噛む力は3割衰えるといわれているんです。しっかり噛むことができないため、胃腸への負担も大きくなります。
- アシスタント:田中
- 抜けた歯のすき間を埋めようと、ほかの歯がずれてくる、という話を聞いたこともあります。
- ナビゲーター:小笠
- そうです。抜けた歯の前後の歯は倒れてくるし、抜けた歯の上もしくは下の歯は突き出てきます。これでは、あとから入れ歯を作ろうと思っても、作れなくなってしまいます。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:小笠
- 抜けた歯の影響でかみ合わせも変わってしまいます。体のバランスが崩れてしまって、転倒することも多くなります。高齢者の場合は、転倒による骨折がきっかけで寝たきりになってしまうことも多いので、無視できませんよね。
- アシスタント:田中
- 入れ歯を入れないでいると、本当にいろいろなところによくない影響が出るんですね。合わないときは、調整してもらって、入れ歯はしっかりとつけていなくてはいけませんね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。
- アシスタント:田中
- はい、ありがとうございました。