摂食嚥下障害と言っても、その人によって抱えている問題点は異なるものです。 同じく嚥下食と言っても、その問題点ごとに望ましい調理法は変わってきます。 今回は、代表的な3つの問題点について、調理法の工夫の仕方をお伝えします。 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「摂食嚥下障害の問題点別調理の工夫」というテーマでお話しましょう。 摂食嚥下障害と言っても、その人によって抱えている問題点は異なるものです。 同じく嚥下食と言っても、その問題点ごとに望ましい調理法は変わってきます。今回は代表的な3つの問題点について、調理法の工夫の仕方を解説しましょう。 口のなかで食べ物を塊にする能力を食塊形成といいます。ここに問題がある人の場合、食べ物を一口大に切る、とろみをつける、といった調理法で食べやすくしましょう。 このようにゼリー状にするのが代表例です。 咀嚼に問題がある人の場合は、やわらかく煮て、舌などで押しつぶせる状態にする、といった調理法で食べやすくします。 このようにマッシュポテト状にするのが代表例です。 そして嚥下に問題がある人の場合は、やわらかくとろみをつける調理法で食べやすくします。 特にお茶やスープのようなサラサラしたものには、誤嚥しないようにとろみをつける、というのが代表例です。 前の動画 介助みがきでの視野確保は? 次の動画 口呼吸、6つのリスク