「何を食べてもおいしく感じない」という方がいらっしゃいます。 もしかしたら、〇〇障害・・・ 〇〇障害には、5つの種類があります。 歯科衛生士:二島 ご利用者さんで「何を食べてもおいしく感じない」という方がいらっしゃるんですが、どうも味覚障害ではないかと思うんです。 歯科医師:土持 そうかもしれませんね。じゃあ、今回は「いろいろある味覚障害の種類」というテーマでお話ししましょう。 一口に味覚障害といっても、それぞれの訴える症状は多種多様なんです。主な症状として、次の5つにまとめられます。 味を感じなくなる「味覚減退・味覚消失」、甘いものを苦く感じるといった「異味症」、口に何もない状態でも苦みや渋みを感じる「自発性異常味覚」、特定の味だけわからなくなる「解離性味覚障害」、どんな味もいやな味に感じる「悪味症」といったものです。 歯科衛生士:二島 この5つの症状のうち、どれかを訴えるようなときは味覚障害を疑ってください。味覚障害は症状もさまざまですが、その原因も同じく多種多様なんです。 歯科医師:土持 味覚障害の原因として代表的なものが、次の8つです。老化による味蕾の減少や、味覚の感覚神経のダメージ、薬の副作用、心因性といったものは、専門家に頼るしかありません。でも、亜鉛不足や唾液分泌の低下、大量の舌苔といった原因に対しては、普段の口腔ケアや食生活の改善で解決することができます。 歯科衛生士:二島 このように味覚障害の一部については、正しい口腔ケアを行うことで予防できるんですよ。 前の動画 歯によい食べ物って? 次の動画 歯間ブラシは一番小さなサイズからスタート