口腔ケアの介助の必要度を判断する
- アシスタント:田中
- 先生、ご利用者さんの口腔ケアを介助してあげようとしたときに、「必要ない。自分でできる」と言われてしまうこともありますよね? でも、一人でしっかりみがけていないかもしれないし・・・この辺の判断って難しいですよね?
- ナビゲーター:土持
- そうですね。それまでは1人でできていた人でも、持病や加齢の影響で1人で行うのが難しくなってくる場合もあるでしょうし。じゃあ、今回は「口腔ケアの介助の必要度を判断する」というテーマでお話ししましょう。
- ナビゲーター:土持
- 口腔ケアの介助の必要度を判断するのには、以前説明した口腔ケア自立度を確認するチェックポイントを活用します。
- アシスタント:田中
- 口腔ケアの一連の動作がしっかりできているかチェックするものですよね。
- ナビゲーター:土持
- そうです。まずは、口腔ケアの準備段階での動作をチェックしましょう。歯みがきを行う場所まで移動できるか、必要な用具を準備できるか、ケアを行う姿勢を整えられるかの3つをチェックします。
- アシスタント:田中
- 次は実際のケアの動作ですよね?
- ナビゲーター:土持
- そうですね。ブクブクうがいができるか、入れ歯を取り外せるか、歯みがきができるか、歯間ブラシやスポンジブラシ、入れ歯用ブラシを使えるかといった4つをチェックします。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:土持
- 最後は後片付けです。入れ歯をしっかりと着けられるか、磨き残しの有無をチェックできるか、用具を片付けられるかの3つです。
- アシスタント:田中
- このなかで上手にできていないポイントがあるようなら、そこを介助してあげればいいんですね?
- ナビゲーター:土持
- そうです。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。