高齢者の熱中症対策
- ナビゲーター:小笠
- 今回は、特別編として「高齢者の熱中症対策」というテーマでお話しします。
- アシスタント:田中
- 毎年、夏になると注意が呼びかけられる、深刻な話題ですよね。よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- この数年、猛暑とか酷暑という言葉をよく聞くように、夏の暑さが厳しくなっています。体力のない高齢者にとって、熱中症対策は非常に大切です。熱中症は、高温で湿度の高い環境に長くいることで起こります。高齢者は、暑さを自覚しにくかったり、汗をかきにくかったりするので、熱中症にかかりやすいんです。
- アシスタント:田中
- 一人暮らしの方などは、特に心配ですよね~。
- ナビゲーター:小笠
- そうなんです。熱中症にかかると、めまいや頭痛、発熱、息苦しさ、吐き気、脱力感といった症状が現れます。気がついたときには重症になっている、ということもありますから、注意が必要です。
- アシスタント:田中
- こんなときは危険信号、というようなポイントはありますか?
- ナビゲーター:小笠
- 熱中症で脱水症状が起こると、皮膚や粘膜が乾燥しますから、唇や舌が乾燥していないかチェックしましょう。舌にカメの甲羅状にひび割れが起こっているようなら、要注意ですよ。
- アシスタント:田中
- もし、熱中症になってしまったら、どうすればいいですか?
- ナビゲーター:小笠
- このように、ぬれタオルか保冷剤で首や脇の下、足の付け根などを冷やしましょう。
- アシスタント:田中
- はい。そうならないための、予防策はありますか?
- ナビゲーター:小笠
- とにかく水分をこめまに、しっかりと補給することです。また、味付けを工夫して食欲増進を図り、室温と湿度のコントロールにも気をつけましょう。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。