寝たきりの人の食事介助では足底接地が重要!
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「寝たきりの人の食事介助では足底接地が重要!」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 寝たきりの人の食事介助では、誤嚥の予防がもっとも大切なポイントです、そのためには、しっかりと嚥下できる姿勢を整えることも重要です。嚥下するために大切なのが、「足底接地」、足底をしっかりと地面につけるということです。
- アシスタント:田中
- 寝たきりの人の場合は、足を地面につけるのは難しいですよね?
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。だから、ベッドから上体を起こした体勢のときに足底が地面についたのと同じ状態にしてあげるんです。まずは、ひざの裏側にクッションなどを置いて、軽くひざを持ち上げるようにしましょう。そして、足元にも、しっかりと踏ん張れるように、足底にクッションなどを当てましょう。
- アシスタント:田中
- ベッドの上なので、だいぶ倒れた形になりますが、足はイスに座っているような形にするんですね?
- ナビゲーター:小笠
- そうです。しっかりと嚥下するためには、腹筋が必要なので、足元はしっかりと接地して、踏ん張れる形になっていることが重要なんです。可能なら、足元にはしっかりと踏み込める固めのものを置くことができれば理想ですね。段ボールを三角形にしたものなどが、ピッタリだと思います。
- アシスタント:田中
- はい。誤嚥予防というと、顎の向きとか頭の角度とか、上にばかり目が行きますが、足元も大切なんですね?
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。