糖尿病の人の口腔ケアの方法
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「糖尿病の人の口腔ケアの方法」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 糖尿病の人は、口や手の動きに特に制限がないため、通常の口腔ケアを行えます。合併症などがない限り、問題なく自分で歯みがきができます。
- アシスタント:田中
- 口腔ケアを行うタイミングなどは、配慮が必要ですか?
- ナビゲーター:小笠
- 特にありません。通常どおり、毎食後、しっかり口腔ケアを行いましょう。糖尿病の人は、免疫力や抵抗力が落ちていることが多いので、細菌感染などを防ぐために、毎食後だけでなく寝る前にもしっかりと口腔ケアをしてほしいです。
- アシスタント:田中
- では、入れ歯のお手入れもこまめにした方がいいんですか?
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。糖尿病の人は、唾液の分泌が少なくなっているため、口のなかが汚れやすいですから、歯みがきはもちろん、入れ歯の手入れもマメにやってほしいですね。できたら、毎食後、入れ歯をはずして水洗いしましょう。
- アシスタント:田中
- 糖尿病の人は、特別な歯ブラシを使う必要はありますか?
- ナビゲーター:小笠
- 歯ブラシ自体は、通常のもので問題ありません。ただし、歯周病や歯肉炎になっている人が多いので、毛先のやわらかいタイプの歯ブラシをオススメします。やわらかめの歯ブラシで、歯肉をしっかりとマッサージしましょう。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:小笠
- 歯みがきは終わったら、口の周りを指の腹で、くるくるとマッサージします。唾液の分泌が促され、歯周病の予防にもなりますよ。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。