口腔ケアチャンネルです。今回は「全盲の人の口腔ケアはすべて事前に説明してから!」というテーマでお話しましょう。
要介護で全盲の方でも自分で口腔ケアを行える人がいますが、介助が必要な方には、次のポイントを注意しましょう。
口腔ケア介助の基本中の基本ですが、アクションを起こす前には必ず声かけをします。
でも、慣れてくるとご利用者さんも介助者の動きを見ながら事前に応対してくれることもあります。
だから、「お口開けますね」と言いながら口に指がかかっていたり、「歯をみがきますよ」と言いながら歯ブラシが歯に触れていたり、ということもあるかもしれません。
ところが全盲の方の場合、介助者の動きが見えていませんから、このようなケースでは「いきなり口を触られた」、「いきなり歯ブラシを入れられた」と驚いてしまいます。
ですから全盲の方の場合は事前に声かけを行い、そして相手が了承してくれたことを確認してから、はじめて動作に移りましょう。
口腔ケアで、相手を驚かせたり、緊張で身構えさせたりすることのないように気をつけてくださいね。