入れ歯は、大きく分けて「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。 それぞれの特徴をしっかり理解することが長持ちの秘訣です。 ナビゲーター:小笠 田中さん、これ、見たことありますよね? アシスタント:田中 はい、入れ歯ですよね? でも、その2つは種類が違うものみたいです。 ナビゲーター:小笠 そうですね。今回は、「総入れ歯と部分入れ歯」というテーマでお話しします。 アシスタント:田中 よろしくお願いします。 ナビゲーター:小笠 これは総入れ歯といって、歯が1本も残っていない場合に作る入れ歯です。このように、上の総入れ歯と下の総入れ歯にわかれているんです。この部分を義歯床とか、床と呼びます。こっちは本物の歯ではないので、人工歯と呼びます。 アシスタント:田中 どうやって、口の中で固定しているんですか? ナビゲーター:小笠 歯ぐきの土手の部分に、この義歯床を吸盤のように吸着させ、固定しているんです。下の入れ歯の場合は、さらに唇や舌、頬の筋肉のバランスを調整して、安定させなくてはいけないので、難しくなります。 アシスタント:田中 入れ歯が合わなくて痛い、という方がいるのは、そういうわけなんですね? ナビゲーター:小笠 そうですね。そして、これが部分入れ歯です。歯がない場所に、部分的に入れる入れ歯です。 アシスタント:田中 こっちには金具がついていますね。 ナビゲーター:小笠 そうなんです。この金具はクラスプといって、これを残っている歯に引っ掛けて固定するんです。最近では、総入れ歯も部分入れ歯も、いろいろな材質を使ったものが出てきています。保険適用のものから自費のものまで、さまざまありますから、一人一人に合ったものが見つかると思いますよ。 アシスタント:田中 よくわかりました。ありがとうございました。 前の動画 フロスを簡単に使う方法 次の動画 入れ歯のお手入れのポイント