介助者自身の安全も疎かにせずに!
歯みがき介助などの口腔ケアでは誤嚥をさせないなど、ご利用者さんの安全に留意することが重要です。
同様に、介助者自身の安全に配慮することも大切なことです。
例えば、口を開けた状態を長く続けられないご利用者さんの歯みがき介助のケースです。
ケア中に、ご利用者さんが不意に口を閉じてしまうことがあります。
このときに歯の裏側などをみがいていると、指を噛まれてしまうこともあります。
人間の噛む力は相当に強いので、思わぬ大怪我になってしまう危険もあるのです。
こうした事故を防ぐためによく用いられるのが、開口状態を保持する「バイトブロック」です。
しかし、バイトブロックを手に入れるのが難しいという人もいるでしょう。
ホースで作るバイトブロック
バイトブロックは自分で作ることができるんです。
近くの100円ショップなどで、ホースを買ってください。短いもので結構です。
そして、使い古しの歯ブラシを用意します。
自作バイトブロックに必要なのは、これだけです。
作り方は至って簡単。
購入したホースを10センチほどの長さに切ります。
このホースに使い古した歯ブラシの柄の部分を通すだけです。
これでバイトブロックのできあがりです。
口を開け続けているのが難しい人には、このお手製バイトブロックを噛んでもらうことで開口状態を保持してもらうのです。
指を噛まれる心配がなくなれば、介助者の方も歯みがきに集中できますね。
試してみてください。