じゃんけんを口でする!
摂食嚥下機能に問題がない場合でも、口腔機能は加齢によって徐々に衰えていきます。
日頃からストレッチなどで、口のさまざまな機能を訓練・維持しておくことは大切なことです。
訓練というと、つらそうなイメージですが、楽しみながらできるといいですよね。
ゲーム形式で楽しみながら舌と唇の訓練ができるのが、“お口でじゃんけんゲーム”です。
手ではなく、お口で「じゃんけん」をするわけです。
グー、チョキ、パーの形は?
グー、チョキ、パーの形はそれぞれ次のようになります。
グーは唇をすぼめた状態です。
チョキは舌を出した状態。
パーが口と目を大きく開けた状態です。
2人で一緒に「じゃんけん」と声を合わせ、グー、チョキ、パーの口を作って勝負しましょう。
“あと出し口じゃんけんゲーム”で脳の訓練も!
“お口でじゃんけんゲーム”の応用編として、“あと出し口じゃんけんゲーム”というものもあります。
これは口の訓練だけでなく、脳の訓練にもなります。
相手の出したグー、チョキ、パーの口に必ず勝つものを、あと出しで出すのです。
例えば、相手が唇をすぼめたグーを出したとします。
そうしたら、あと出しで口と目を大きく開けたパーを出すのです。
相手の出したじゃんけんの形に勝つものを、瞬時に考えなくてはいけません。
唇と舌だけでなく頭も使いますから、脳の訓練になりますね。
機能訓練もこうして行えば、楽しくできます。