期間を限定して使うなら強い味方になる
入れ歯が合わないときは、なるべく早く歯科医師に調整してもらいましょう。
でも、すべての方がすぐに入れ歯の調整ができるわけではないと思います。
そんなときなど期間を限定して使用するなら、入れ歯安定剤は強い味方になります。
一口に入れ歯安定剤といっても、いろいろな種類がありますよね。
選ぶときには、どのような点を参考にすればいいのでしょうか?
種類ごとの特徴
入れ歯安定剤の代表的な4つのタイプを取り上げて、それぞれの特徴を説明します。
まずはクリームタイプの入れ歯安定剤です。
粘着力が強く、柔らかいために伸ばしやすいのが特長です。
ただし、粘着性が強いために入れ歯を洗うときに、安定剤を除去するのに苦労します。
次が粉末タイプの入れ歯安定剤です。
粉末が均等に広がるために違和感が少なく、入れ歯を洗うときも取り除きやすいのが特長です。
ただし、唾液と混ざることで粘力を増すので、ドライマウスなどで唾液の分泌量が少ない人には向いていません。
3つ目がシートタイプの入れ歯安定剤です。
持ち運びに便利ですが、使用するときには水が必要です。
4つ目がクッションタイプの入れ歯安定剤です。
クッション効果で合わない入れ歯による痛みを緩和できますが、連続して使用すると顎の関節や粘膜に悪影響を及ぼすことがあります。
それぞれのメリット、デメリットを把握して上手に使いましょう。
いずれのタイプも長期間の使用は歯ぐきなどに悪影響を与えることがあります。
なるべく早く、歯科医師に入れ歯の調整を依頼してくださいね。