くしゃみのあとに「臭い!」

ハクッション!
くしゃみをしたあと「アレ? 自分の唾液が臭うな」と思ったこと、ありませんか?
実は唾液も臭くなることがあるのです。

唾液は口のなかの環境の変化を反映して、臭いが強くなることがあります。
今回は唾液の臭いの原因を探ってみましょう。

唾液が臭う原因4つ

唾液が臭う原因は、主に4つあります。

原因1が食べたものの臭いです。
例えばニラやニンニクのような臭いの強い食べ物を食べると、その臭い成分が唾液に溶け込んでしまい、唾液の臭いが強くなります。

原因2は唾液の分泌量の低下です。
口のなかの唾液量が少なくなることで、唾液の抗菌作用や洗浄作用が衰えてしまいます。その結果、口のなかは雑菌が繁殖しやすくなり、どんどん不衛生になっていきます。こうして唾液の臭いが強くなるのです。

原因3は舌苔の臭いです。
舌苔とは舌に苔のようについているもので、食べかすや細菌の塊です。
舌苔が厚くなると、その汚れが唾液にまで溶け込んでしまいます。こうして唾液の臭いも強くなるのです。

原因4がむし歯や歯周病の臭いです。
むし歯や歯周病によって生じた出血や膿が唾液に混ざることで、臭いが強くなります。

原因1は、一時的なものですから、時間がたつと解消します。
原因2は唾液の分泌を促すことで改善できます。
しかし、原因3と4は放っておいては悪化してしまいます。
適切な口腔ケア、または歯科医院での治療を行い、口臭の解決につなげましょう。

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