必ず座って行うこと!
ご利用者さんには、食事を安全に食べるだけでなく、おいしく食べていただきたいものです。
そのために大切なのが正しい食事介助を行うということ。
今回は食事介助の基本について説明します。
食事の介助をするときは、必ず横に座って、目線を合わせましょう。
立ったままで、食事介助をしてはいけません。
立ったままで食事介助をすると、ご利用者さんが介助者を見上げる姿勢になってしまいます。
そうなると、自然に顎が上がってしまい、誤嚥の危険性が高くなってしまうからです。
何より、他人に見下されて食事するのって、気分が悪いですよね。
口の位置より下から!
食べ物をスプーンでご利用者さんの口に運ぶときも、口の位置より下から運ぶようにします。
口より上に食べ物があると、自然に顎が上を向いてしまうからです。
そして、ご利用者さんの口に入れたスプーンを取り出すときは、まっすぐに引き出します。
ついつい、上に角度をつけて引き出してしまいがちですが、これもご利用者さんの顎を上げてしまうことになるので禁物です。
正しく食事介助を行うことでご利用者さんは、むせたりする心配なく食事ができるようになります。きっと安心して食事を味わってくれると思います。