舌の状態、注意してみたことありますか?
みなさん、普段、舌の状態って気にしていますか?
口臭に注意している方などは、舌苔の状態をチェックしているかもしれません。
では、舌の歯型の有無をチェックしている方は、いるでしょうか?
体調が優れないときなどにつくのが、舌の歯型です。体調が回復すると、たいていは歯型も消えてしまいます。
でも、なかには「しょっちゅう舌に歯型がついている」という方もいらっしゃいます。
そんな方はもしかしたら、「舌が正しい位置にいないこと」が原因かもしれません。
上の前歯の付け根のあたりにある丸い膨らみ
舌が正しい位置に収まらずに、歯の裏側を押したりすることを、舌突出癖とか舌癖と言います。
では、舌の正しい位置とは、どこでしょうか?
舌が正しく収まる口のなかのポイントを「スポット」と呼びます。
スポットは、上の前歯の付け根のあたりにある丸い膨らみのことです。
このスポットに舌の先がくっついている状態が、舌の正しい位置なのです。
舌癖の有無を判断する
でも、自分では自分の舌が正しい位置に収まっているかどうかは、なかなかわかりませんよね。
そんなときは、口を閉じた状態で唾液を飲み込んでみてください。
ゴクンと飲み込むときに、舌がスポットからずれて、歯に当たってしまう人は舌癖がある可能性大ですよ。
舌癖は口呼吸を解消することなどで改善できます。普段から鼻で呼吸することを意識するなど、心がけてみてください。