唾液腺は「ほほ」にもある!
口のなかが乾燥してしまう、つらいドライマウス。
高齢の方は、特に悩まされることも多くなります。
そんなドライマウスの改善方法としてよく知られているのが「唾液腺マッサージ」です。
口の周りにある3ヵ所の唾液腺、耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサージする方法ですね。
実は唾液腺はその3箇所だけではないのです。
口のなかには小さい唾液の腺が、毛細血管と同じくらいあるんです。
そして、小さな唾液腺がたくさん分布しているのが、ほほの部分です。
だから、ほほの粘膜をマッサージすることで、唾液の分泌を促すことができますよ。
頬粘膜マッサージをやってよう!
では、頬粘膜マッサージを実際にやってみましょう。
人差し指の腹の部分を、ほほの粘膜に当てます。
そして、内側から外側に向かって上下に刺激します。
ほほを内側からストレッチするようなイメージです。
このときに、ほほと歯肉をつなぐ頬小帯に当たらないように気をつけてください。
頬小帯に当たってしまうとご利用者さんに痛い思いをさせてしまいますよ。
片側の頬粘膜を10〜20秒マッサージしたら、逆の頬粘膜をマッサージします。
こうして左右交互に2分ほどマッサージしましょう。
頬粘膜マッサージをしていると、サラサラとした唾液が分泌されてくるのがわかるはずです。
口のなかが潤ってきますよ。