舌の位置がズレる?

舌は普段、どこに位置しているのでしょうか?
意識している人は少ないと思います。

実は、舌には定位置があるのです!

舌は「スポット」と呼ばれる位置に納まっているのが正しい形です。
スポットとは、上の前歯の根元にある丸い膨らみのことです。
この位置に舌の先が当たっているのが正しい舌の形なんです。

ところが、舌が「スポット」からズレてしまい、歯の裏側を押しているような状態になっている人がいます。

このような状態が続くと、歯と歯の間が広がってしまうなど、歯並びに悪影響が出てきます。
さらに、歯並びが悪くなることで、発声にも問題が生じてしまうのです。

舌を正しい位置に戻す運動

舌の位置がズレている人は、ホッピング運動で正しい位置に戻しましょう。

ホッピング運動は次のように行います。

口を大きく開けます。
舌全体を上あごに吸い付けます。このときに舌の先がスポットに当たっていることを確認します。
上あごに舌全体をくっつけたら、勢いよく舌を下ろします。
このときに「ポン」という、ちょっと品のない音をさせることがポイントです。

ポイントは、このときの音です。
舌が上あごにしっかりとくっついていないときは、「タン」という軽い音になってしまいます。
しっかりと舌をくっつけて「ポン」という音が出るように下ろしましょう。

これを急ぎ過ぎずに10回程度を目標に行いましょう。
毎日行うことで、徐々に舌が正しい位置に戻っていきますよ。

口腔ケアチャンネル動画で確認しましょう