1日に入る水分量と出る水分量のバランスがくずれ、体内の水分量が不足するのが脱水状態です。
私たちの身体からは排泄(尿・便)や呼気、汗などで1日におよそ2.5ℓの水分が失われます。
不足した水分量が体重の3%以上になった状態を「脱水症」といいます。
また、体重の1~2%の水分が失われた、脱水症になる手前の状態のことを隠れ脱水といいます。
特に高齢者は、「トイレの失敗をしたくない」、「夜間トイレに起きたくない」という思いから、水分を控えがちです。
水分不足を自覚していないことも多いため、「隠れ脱水」を起こしやすくなるのです。